皆様初めまして、寿司忠四代目田中將仁と申します。
私のお料理は、寿司忠の「伝統」、小川町の「食材・文化」、私の修業先である老舗料亭なだ万で培った「技術」の3本柱を大切に作っております。
稲荷寿司と干瓢巻から始まった寿司忠の歴史を踏まえ、寿司懐石“四代目おまかせコース”には常に稲荷寿司と干瓢巻のどちらかをお料理に織り交ぜ、寿司忠の「伝統」を感じて頂けるよう、工夫をしております。
また、地元小川町の有機野菜等、極力地元の「食材」を使用し、当店の設えとしては小川町の「文化」でございます小川の和紙、建具を用いております。小川町の地酒も常時取り揃えており、地酒と共にお料理をお楽しみいただければと思います。
私たちが提供する日本料理や寿司懐石のひとつひとつになだ万での「技術」を合わせ、食材の旬のお味が最大限引き出されるよう工夫をしております。
私が目指す日本料理や寿司懐石は、寿司忠でお料理を召し上がって頂いたお客様が“いつ、どこで、何を食べているか”を五感で感じて頂くことでもあります。
当店のお料理や店内から覗く中庭から「季節」を、お部屋の雰囲気や職人のこだわりが活きた細やかな細工から小川町の「文化や歴史」にふれてください。それより何よりも小川町の食材をお召し上がり頂くことで小川町の「旬」を感じてください。当店では日本文化はもとより小川町を目で、肌で、味で、香りで、音で感じられる情緒溢れる空間をご提供させて頂いております。
私は日本料理が大好きです。そして、同じように小川町が大好きです。
寿司忠にお越し頂いたお客様に、私たちが生きる「小川町」をもっともっと感じて頂きたいと願っております。
おわりに私たちが大好きな地元の小川町で、料理が大好きで人間味に溢れた人材を育成し、多くの志し高き若人たちと一緒に小川町をもっともっと素敵な街へと発展させ、後世に「文化と歴史」ともに「日本料理と寿司」の技術と、その心意気を紡いで参ります。
プロフィール
有限会社 寿司忠 四代目 田中將仁
1984年3月16日小川町生まれ。成蹊大学経済学部経営学科卒業。
同大学在学中、経営の勉強に励むとともに洋食店にてアルバイトを経験。
大学卒業後、東京調理製菓専門学校に特待生入学。専門学校在学中、京料理「たん熊北店」にて京料理を学ぶ。
専門学校卒業後、老舗料亭「なだ万」帝国ホテル店にて修行開始。以後約10年間、なだ万名古屋東急ホテル店、名駅店、シャングリ・ラ ホテル東京店にて勤務。
修行を終え、料亭寿司忠入社。2018年9月より料亭寿司忠 代表取締役兼料理長就任。現在に至る。